□ はじめに1973年、名古屋の海辺に誕生した「ポートメッセなごや」。正式名称「名古屋市国際展示場」は、中部地区最大級の展示会場として半世紀近くにわたり地域の産業と文化の架け橋となってきました。※地域を代表するMICE施設「名古屋市国際展示場」 © Nagoya International Exhibition Hall.愛知県名古屋市港区金城ふ頭に広がる約20万㎡の敷地には、総展示面積4万㎡を誇る3つの展示館をはじめ、交流センター、イベント館、コンベンションセンターが集結。ポートメッセなごやMICEコンソーシアムの運営のもと、産業貿易の振興から国際交流、市民福祉の向上まで、多様な目的を果たす拠点として機能しています。開館以来、無数の見本市、展示会、イベントがここで花開き、数えきれない人々が行き交ってきました。これからも地域の活性化と国際化の推進役として、その存在感はさらに高まるでしょう。この記事では、「ポートメッセなごや」の魅力と可能性を余すところなくご紹介します。ビジネス拡大の舞台を探す皆様にとって、最適な選択の一助となれば幸いです。1. 金城ふ頭の新拠点 ~第1展示館の充実した展示環境と利便性第1展示館は金城ふ頭駅の南側に新しく整備された展示施設です。この施設は駅からペデストリアンデッキ(連絡通路)を通じて便利にアクセスできます。※「名古屋市国際展示場」第1展示館外観 © Nagoya International Exhibition Hall.展示館の特徴は、無柱空間で約2万㎡の展示床面積を持つことです。天井の高さは20mで、アリーナとして使用する場合には最大15,000席の設置ができます。また、可動間仕切りによる分割利用も可能ですので、多様なイベントや展示会に対応できます。※「名古屋市国際展示場」第1展示館展示ホール © Nagoya International Exhibition Hall.搬出入口が8箇所設置されており、スムーズな荷物の搬入・搬出が可能です。視界が広がる広大な無柱空間は大規模な展示やイベントに理想的です。この展示館は2022年10月に供用開始され、多彩な利用が期待されています。2. 無柱空間の魅力 ~多様なイベントに対応する第2展示館第2展示館は名古屋市国際展示場の敷地内に位置する施設で、西側にあります。この展示館は縦約110m、横約60m、高さ約12.5mで、総面積は6,576㎡の長方形の建物です。1987年(昭和62年)に供用が開始されました。※「名古屋市国際展示場」第2展示館外観 © Nagoya International Exhibition Hall.この展示館の特徴は、中規模の展示に適した無柱空間であることです。6,576㎡の広々とした無柱空間は、大型の展示物の配置や大規模なブース設置などが可能です。※「名古屋市国際展示場」第2展示館内観 © Nagoya International Exhibition Hall.また、西側に入口があり、南側には交流センターへの連絡通路の出入口も設けられています。大型シャッターが2つの方向に設置されており、これにより効率的な準備と迅速な撤去が可能です。また、主催者用の事務室と入場者用の休憩室も十分に備えられているため、利用者にとって非常に便利です。バブル全盛期に使用が開始されたこの展示館は、快適で利便性のある展示スペースを提供しており、多種多様なイベントに対応できる施設となっています。3. 広大な無柱空間 ~フレキシブルな空間で多用途対応の第3展示館第3展示館は名古屋市国際展示場の敷地内南側に位置する、縦約180m、横約75m、高さ最大約15m、総面積13,500㎡の長方形の建物です。この展示館は1993年(平成5年)に供用が開始されました。※「名古屋市国際展示場」第3展示館外観 © Nagoya International Exhibition Hall.特徴的な部分として、13,500㎡のスクエア型の無柱空間があります。これにより、大規模な展示やイベントの開催が容易です。また、間仕切りを使用して4分割することができるため、多種多様なイベントや催事規模・内容に応じてフレキシブルに利用できます。※「名古屋市国際展示場」第3展示館内観 © Nagoya International Exhibition Hall.この展示ホールは、多目的で利用可能なスペースとして展示会や集会などさまざまな用途に対応できる設計となっています。4. 多機能4階層 ~多様なイベントに応える交流センター交流センターは、名古屋市国際展示場の西側に位置する4階層の長方形の建物で、メインゲートに隣接しています。※「名古屋市国際展示場」交流センター外観 © Nagoya International Exhibition Hall.建物の入口はエントランスホールになっており、その北側にはレストラン「東山ガーデン」と喫茶店「ふる里」が設置されています。※レストラン「東山ガーデン」 © Nagoya International Exhibition Hall.また、1階には第2展示館と第3展示館への連絡通路の出入口があります。階上へは2機のエレベーターと上下各6基のエスカレーター(フジテック製)が設置されており、エレベーターは全面鏡張りでバブル期を彷彿とさせるデザインです。※「名古屋市国際展示場」交流センター内観 © Nagoya International Exhibition Hall.3階には537㎡の広さを持つ会議ホールがあり、300~500名規模の集会やセミナーに最適です。3階にはさらに、第3会議室と第4会議室がそれぞれ194㎡、第5会議室が72㎡の広さを持っています。※「交流センター」会議ホール © Nagoya International Exhibition Hall.4階には、第6会議室と第7会議室がそれぞれ194㎡の広さを持ち、学術会議やセミナー、試験などに適した会場です。多様な利用スタイルに対応できる会議室を備えており、さまざまな用途に対応できるのが魅力です。5. 無限の創造空間 ~すべてのアイデアを現実にするイベント館イベント館は名古屋市国際展示場の敷地内にあり、第1展示館と交流センターの間に位置する2階層の長方形の建物です。※「名古屋市国際展示場」イベント館外観 © Nagoya International Exhibition Hall.2階には広さ725㎡の2面取りができるホールがあります。このホールはパーティからシンポジウム、式典まで幅広い用途に対応しており、懇親会や国際会議、大会、ファッションショーなど、多様なイベントに最適です。※「名古屋市国際展示場」イベント館ホール © Nagoya International Exhibition Hall.さらに、2階には126㎡の第1会議室と62㎡の第2会議室があり、それぞれ2面取りが可能です。これらの会議室は、小規模な会議やセミナー、ワークショップなどに利用されています。※「名古屋市国際展示場」イベント館会議室 © Nagoya International Exhibition Hall.イベント館は交流センターと連絡通路で繋がっており、展示会や見本市の際の併催セミナーやシンポジウムの会場としても最適です。この連絡通路により、参加者はスムーズに移動でき、多様なイベントスペースとしての機能が強化されています。イベント館の多用途性は、さまざまな規模と形式のイベントに対応できる柔軟性を提供しています。6. 革新と利便が交差する新拠点 ~可能性を広げるコンベンションセンターコンベンションセンターは、2022年(令和4年)10月に供用を開始した施設で、第1展示館の西側に位置しています。この施設は、駅からペデストリアンデッキ(連絡通路)を通じてアクセスできます。このコンベンションセンターは、「ポートメッセなごや」の中心に位置しており、ダイナミックで賑わいを感じる外観デザインが特徴です。※「名古屋市国際展示場」コンベンションセンター外観 © Nagoya International Exhibition Hall.4階建ての建物で、各階ごとに異なる機能を持っています。1階にはバスパース(大型バス4台分の乗降及び待合場)と多目的スペースが設けられています。2階には売店とレストランがあり、レストランは屋内300席とテラス席を備えています。3階には大会議室が、4階には中会議室が配置されており、多様なイベントや会議に対応可能です。※「名古屋市国際展示場」コンベンションセンター3階ホールA © Nagoya International Exhibition Hall.3つの展示館(第1展示館、第2展示館、第3展示館)との結節点に位置し、1,300㎡の会議施設が誕生しました。この会議施設には1,000㎡と300㎡の2つのホールがあり、それぞれ4分割が可能です。これにより、イベント、会議、パーティなど多様な用途に対応できます。コンベンションセンターは、多機能で柔軟性のある空間を提供し、さまざまな規模と形式のイベントに対応できる施設として、ポートメッセなごやを訪れる人々に新たな利便性と魅力を提供しています。□ さいごに「名古屋市国際展示場(愛称:ポートメッセなごや)」の各施設は、それぞれが多様なイベントや展示会に対応するための高度な機能と利便性を提供しています。第1展示館は、無柱空間で約2万㎡の展示床面積を誇り、大規模な展示やイベントに理想的な環境を、また、第2展示館は中規模の展示に適した空間を提供し、第3展示館は独特の雰囲気を持つ広大なスペースを誇ります。交流センターは多様な会議室と飲食施設を備え、多様なイベントやセミナーに対応可能です。また、イベント館は幅広い用途に対応するホールや会議室を提供し、交流センターとの連携でさらなる利便性を実現しています。そして、2022年に供用開始されたコンベンションセンターは、最新の設備とデザインで多くのイベントを成功に導く新たなランドマークとして機能します。これら全ての施設が一体化することで、「ポートメッセなごや」は名古屋のイベント拠点として、新たな価値と可能性を提供し続けています。多様なニーズに応じた空間とサービスで、訪れる人々にとって理想的なイベント環境を実現し、これからも多くの成功を生み出していくことでしょう。当社が提供するイベントDXサービス「FrontDeskシリーズ」では、「レジスタ」とイベント事務局業務効率化を推進するクラウドサービス「セクレタ」の2つのラインナップがあり、イベント受付からリード獲得までをサポートするさまざまなソリューションを展開しています。「レジスタ」は、貴社の展示会・イベントを成功に導くトータルパッケージサービスです。お手持ちのスマートフォンを展示会におけるリード獲得デバイスとして活用できる「Quick Lead」、リーダーにかざすだけで来場者の欲しい資料を簡単に提供できる「Quick Flyer」、セミナー・セッションへの申込状態を瞬時にチェックできる「Quick Check-in」、来場者のアクションや全体的な統計数値をリアルタイムに可視化できる「Event Stream」で、展示会・イベントマーケティングをタイムラグなく実現します。また、SOUグローバル&コミュニケーション株式会社には数多くの企業イベントの受付を構築してきたプロが在籍し、展示会イベント受付オンサイトサポートサービス「受付の達人」も提供しております。当社は30年以上の経験とノウハウを活かし、貴社のイベントを成功へと導きます。トラブルの未然防止、スムーズな受付運営、そして参加者一人一人に最良の体験を提供することで、イベント成功の第一歩を確実にサポートいたします。さらに、多言語に対応したイベントプロデューサーもおりますので、グローバルなイベントにも柔軟に対応(⽇英を含む世界5ヵ国の⾔語にネイティブ対応)可能です。「海外のエグゼクティブやVIPを招いてイベントを⾏いたい」「各国の⽂化や商習慣に合わせてのプランニングが必要」「事務局業務から旅行⼿配までトータルで対応して欲しい」などのご要望があれば、ぜひご検討ください(Global Team 特設サイトはコチラ)。※無料相談はGlobal Team 特設サイトでお申込みいただけます。お問い合わせは弊社までお気軽にご連絡くださいませ。