□ はじめに展示会でプロモーショングッズを配布する企業は多くありますが、「展示会でどのようなプロモーショングッズを配ればよいのか」と悩まれていませんか。また、展示会の準備が大変な中で、わざわざプロモーショングッズを用意するのは負担が大きいと感じていらっしゃいませんか。しかし、展示会で配布するプロモーショングッズは、企業と来場者を繋ぐ重要なツールです。だからこそ、顧客を獲得するためにはプロモーショングッズを活用すべきです。本記事では、展示会でプロモーショングッズを配布するメリットや、その選び方についてご紹介したいと思います。また、来場者の心を掴むためのプロモーショングッズ製作のポイントもお伝えしますので、ぜひご一読ください。1. プロモーショングッズを配るメリット展示会で自社の製品やサービスをアピールするためには、来場者に自社ブースで足を止めてもらわなければなりません。多くの企業ブースが軒を連ねる展示会において、たとえ呼び込みを行ったとしても、自社ブースに注目してもらうのは決して簡単なことではありません。そこで活躍するのが、バラ撒き用(足止め用)のプロモーショングッズです。プロモーショングッズ目当てに自然と足を止めてもらえれば話を聞いてもらえ、企業情報や製品・サービスを伝えるきっかけが生まれます。例えば、オリジナルのうちわを手にして「暑くなってきましたね」と話しかければ、返事を返してくれる人も少なくはないでしょう。そこから自社のブースに誘導できれば成功です。さらに、プロモーショングッズを活用することで、来場者に興味を持ってもらい、顧客情報を収集し、展示会後の営業活動に繋げることも可能です。プロモーショングッズには企業の商品やサービスの情報を記載できるものが多くありますので、自社を知らなかった新規顧客に対する効果的なアピール手段となります。特に実用性の高いグッズであれば、長期間利用してもらいやすく、そのたびに企業名やサービス名が目に入るため、自然と印象に残ります。これは特にスタートアップ企業や新製品・サービスのアピールに有効です。B to Bの展示会では、即座に案件化するケースは少ないため、自社を「思い出してもらう」「覚えてもらう」ことが非常に重要となります。その意味で、プロモーショングッズが広告効果を持ってくれるということになります。定番のボールペンなどはその一例ですが、環境に配慮した素材のものや多機能ペンといった付加価値のあるアイテムも検討してみてはいかがでしょうか。そして、業務中に利用してもらうことを念頭に置くと、定番のボールペンであれば落ち着いたデザインを取り入れてみてはいかがでしょうか。定番品でも少し工夫をすると勤務中でも気兼ねせずに使いやすいですし、印象にも残って製品・サービスを覚えてくれる可能性が高まります。2. 展示会プロモーショングッズの選び方他の企業が選ばないようなユニークなプロモーショングッズであっても、受け取った人が困惑するようなアイテムでは「配って終わり」になりかねません。あるアンケートによれば、プロモーショングッズをもらったことがある人のうち75.4%が「迷惑なノベルティ」を受け取った経験があると答えています。その第一位はステッカーだったそうです。プロモーショングッズは展示会当日に配布して終わりではなく、展示会後も長期的に使用されることで宣伝効果が高まります。そのため、「貰ったプロモーショングッズを使いたいか」、「使い続けやすいか」という視点で選ぶことが大切です。社名や製品・サービスの認知度を高めることを重視するあまり、社名やロゴを大きくプリントしてしまうと、外で使用するのに抵抗を感じる人もいるでしょう。配布するアイテムが使いやすいことはもちろん、ロゴのサイズやデザイン面でも考慮したプロモーショングッズを選ぶことを薦めます。持ち運びに不便なサイズや荷物になるアイテムも喜ばれにくい傾向にあるため、注意が必要です。展示会に来場するのは主にビジネスパーソンです。そのため、ビジネスシーンで使用できるアイテムは特に喜ばれる傾向があります。また、来場者自身が使用しなくても、同僚や部下に渡して使用してもらえる可能性もあります。約1,000人を対象としたノベルティに関するアンケート調査によると、「どのようなノベルティなら受け取りますか」という質問に対して、60%以上の人が「実用的なノベルティ」と回答しています。例えば、卓上カレンダーは日常的に目にする機会が多く、一度使用を始めれば年末まで利用されるため、宣伝効果の高いプロモーショングッズです。また、付箋は使用機会が多く、デスクの上に配置されることが多いため、社名や製品・サービスのロゴをアピールしやすいのが特徴です。付箋の表紙に社名や製品・サービスのロゴを印字したり、高級感を出すためにレザー調の表紙にするなど、差別化もしやすいと思います。さらに、季節を考慮したアイテムも喜ばれます。例えば、夏にはポータブルファンなどの熱中症対策グッズ、冬にはカイロなどの寒さ対策グッズが考えられます。3. 来場者の心を掴む展示会のプロモーショングッズを製作するためのポイント来場者の心を掴む展示会のプロモーショングッズを製作したいと考えても、大量に配布することを考慮すると「感動するほど嬉しい」と感じるような高価なアイテムを用意するのは難しいかもしれません。しかし、自分がもらう立場で考えたときに「こういうものをもらうのはちょっと嬉しい。得したな。」と感じるアイテムであれば予算的にも可能ではないでしょうか。受け取る側の視点を意識してプロモーショングッズを選定することで、実際に使われる可能性をある程度判断でき、来場者の心を掴むことができるでしょう。B to Bの展示会では、アンケートを回収し、そのインセンティブとしてプロモーショングッズを渡すケースも少なくありません。展示会で配布するプロモーショングッズを「バラ撒き用(足止め用)」と「特典用(プレミアム)」に分けるのも一つの方法です。また、「名刺交換してくれた人」や「アンケートに答えてくれた人」に特典として渡すという方法もあります。「必ずもらえる」から「◯◯をしたらもらえる」に変更することで、プロモーショングッズの価値を高めることができ、来場者にお得だと感じてもらえるでしょう。企業側のメリットとしては、渡す相手を絞ることで予算の負担も抑えやすくなります。具体的なプロモーショングッズとして人気の商品には、実用的なスマホ関連グッズがあります。例えば、置くだけで充電が可能なワイヤレスバッテリーやモバイルバッテリー、ネックストラップ型やキーホルダー型など色々と種類のある充電ケーブルが喜ばれています。また、プロモーショングッズに社名やブランド名だけでなく「QRコード」を記載するのも有効です。これにより、ホームページを見てもらえる可能性が高まります。さらに、「QRコード」を印字することで、プロモーショングッズ配布後の効果測定も可能となります。ホームページやSNSなどに繋がる「QRコード」を印字しておけば、プロモーショングッズの配布前後でサイトアクセス数やフォロワー数の変化を測定することができるので、プロモーショングッズの効果測定から次回以降の来場者の心を掴む展示会のプロモーショングッズ制作にも役立ちます。その他の「展示会で成功するためのノウハウ」についての詳細は、下記の関連記事をご覧ください。関連記事:必見!展示会でのブランディング~3つの注目ポイントとは?見逃せない!ブース内プレゼンを成功に導く5つの秘訣とは?□ さいごに展示会で当たり前のように渡しているプロモーショングッズも、その必要性や活用方法を意識しなければ、単なるバラ撒きに終わってしまいます。せっかく顧客獲得の武器として活用できるプロモーショングッズも、コストの無駄遣いに終わってしまっては意味がありません。プロモーショングッズの生かし方や効果は、シーンによって異なります。効果に結びつけるためには、その必要性と活用方法を意識するのは大切なポイントなのです。普段何気なくプロモーショングッズを配っている方も、改めて「プロモーショングッズは顧客獲得の武器だ」ということを意識してみてはいかがでしょうか。株式会社ピーク・ワンは、マーケティングを次のステップへ進化させたい企業様に豊富な実績を基にしたサポートを提供しております。また、イベント受付管理システム「レジスタ」や事務局支援クラウド「セクレタ」といったシステムも提供しております。当社が提供するイベントDXサービス「FrontDeskシリーズ」では、イベント受付からリード獲得までをサポートするさまざまなソリューションを展開しています。特に、「レジスタ」は展示会での来場者情報取得を支援する受付管理ソリューションであり、オプション機能の「Quick Lead」「Quick Flyer」「Quick Check-in」を活用することで、最新の展示会マーケティングをタイムラグなく実現します。さらに、株式会社ピーク・ワンには数多くの企業イベントの受付を構築してきたプロが在籍し、展示会イベント受付オンサイトサポートサービス「受付の達人」も提供しております。当社は30年以上の経験とノウハウを活かし、貴社のイベントを成功へと導きます。トラブルの未然防止、スムーズな受付運営、そして参加者一人一人に最良の体験を提供することで、イベント成功の第一歩を確実にサポートいたします。また、多言語に対応したイベントプロデューサーもおりますので、グローバルなイベントにも柔軟に対応(⽇英を含む世界5ヵ国の⾔語にネイティブ対応)可能です。「海外のエグゼクティブやVIPを招いてイベントを⾏いたい」「各国の⽂化や商習慣に合わせてのプランニングが必要」「事務局業務から旅行⼿配までトータルで対応して欲しい」などのご要望があれば、ぜひご検討ください(Global Team 特設サイトはコチラ)。※無料相談はGlobal Team 特設サイトでお申込みいただけます。株式会社ピーク・ワンのサービスの詳細を記載した資料はすぐにダウンロードいただけます。お問い合わせは弊社までお気軽にご連絡くださいませ。