せっかく展示会へ出展し、セミナーも開催したのに、来場者が何を求めていたのか分からない…そんな経験はありませんか?展示会の成功には、来場者のフィードバックを集めることは必要不可欠です。しかし、いざ事前準備や当日の現場対応に追われてしまうと、本来の目的を見失いがちになってしまうものです。来場者のフィードバックを集めるための最も有効な手段、それは、今も昔も変わらず、「アンケート」です。しかし、ふらりとブースに立ち寄った来場者から、アンケート回答を得ることは、決して容易ではありません。そこで、この記事では展示会来場者やセミナー参加者からアンケート回答をしっかり取るための実用的な方法をご紹介します。1. アンケートの目的を明確にするアンケートを行う前に、まず目的を明確にしましょう。一般的な目的ではなく、「とにかく新規顧客を獲得したい!」、「会社や商品の認知度を上げたい!」、「既存顧客との関係性を向上させたい!」など、具体的で実現可能な目標を設定することをおススメします。来場者からどのような情報を得たいのか、その情報を得てどう活用し、どのように役立てたいのかなどを営業担当者と連携し、明確にすることで、適切な質問を設計できます。2. アンケート設問は簡潔でわかりやすい質問を用意するアンケートの質問は簡潔で分かりやすくなるよう工夫しましょう。来場者から聞き取るべき「BANT条件」を意識することもポイントです。BANT条件とはBudget(予算)、Authority(決裁権)、Needs(必要性)、Timeframe(導入時期)の頭文字をとったものです。 来場者のBudget(予算)はどのくらいか?来場者はAuthority(決裁権)がある人物か?来場者の企業にとってNeeds(必要性)はあるのか?Timeframe(導入時期)は決まっているのか?この4つの要素を入れて設問を作ると、来場者の有効度を測ることができます。「YES/NO回答」や「1から10での満足度評価」、「AからCの選択肢による質問」などを用いて5~7問ほど設定すると、来場者に負担をかけず、フィードバックを得ることができます。3. アンケート回答者向けにインセンティブを用意する来場者にアンケート回答してもらうための飛び道具。それは、「インセンティブ」です。来場者にとって、すぐに使えるものや、身近なものを選ぶと効果的です。ある企業は「新商品資料とじゃがりこを配っています!」とアナウンスをしたところ、資料のみを配布していた回の何倍も反応があったそうです。最近は企業ロゴを入れたお菓子(チロルチョコ、うまい棒など)やノベルティ(トートバッグ、ポーチ、ガジェットなど)を短期間で制作が可能な業者もあるので、利用してみるのも良いでしょう。オリジナルのインセンティブは、他の出展企業との差別化を測ることができます。ギフトカード(Amazonギフトカード、スターバックスカードなど)も大変、効果的です。来場者にとって魅力的な要素を取り入れたインセンティブを配布することで、アンケート回答率も上がることでしょう。まとめ展示会の成功には来場者の声が欠かせません。アンケート回答をしっかり取るためには計画的なアプローチが必要です。目的を明確にし、わかりやすい質問を用意し、来場者に魅力的なインセンティブを提供することで、より有益なフィードバックを得ることができます。展示会の準備において、ぜひこれらのポイントを参考にしてください。FrontDeskシリーズのイベント受付管理ソリューション「レジスタ」のオプションサービス「Quick Lead」は、お手持ちのスマホをアプリのインストール無しでリード獲得ツールとして活用できるサービスです。来場者証に印刷されたQRコードをスキャンするだけでブース訪問者の社名や氏名、メールアドレスなどの登録者情報を取得、管理画面から即時にダウンロード可能です。また、単に登録情報を取得するだけでなく、任意のアンケートを設定することもできるので、来場者とのコミュニケーションにおいて何を聞けばいいのかがすぐわかり、聞いた内容をその場で保存できます。肝心なことの聞き逃しやメモ忘れを防ぎ、出展後の適切なフォローアップに結びつけます。リアルイベントのROIを今よりも向上させることに関心のある方は資料のダウンロードを行ってみてください。お問い合わせもお気軽にいただければ幸いです。