ポストコロナの時代に突入した今、国や地方自治体は、観光再興を目指し「MICE事業」を強く推進しています。東京観光財団は、東京で先端テクノロジーを活用し、国際的なMICE開催を予定している主催者に対して経費の一部を助成しているほどです。(※申請方法などについては「次世代型MICE開催資金助成」をご参照ください。) Mouseの複数形と同じスペルのMICEですが、ネズミとは関係ありません。Meeting(会議)、Incentive(インセンティブ)、Convention(大会・協議)、Exhibition(展示会)の頭文字を取ったものです。ご存知の方も多いとは思いますが、M・I・C・E、それぞれを簡単に説明してみましょう。MICEとは?Meeting(会議) MICEの中で最も基本的な要素が会議です。企業内外の情報共有や意思決定を円滑に進めるためには、従業員や関係者との会議が欠かせません。Meeting(会議)を開催し、効果的なコミュニケーションやアイディアの共有が、ビジネスの発展に直結すると言われています。例:金融セミナー、役員会議、株主総会、社員総会、キックオフミーティング、研修などIncentive(インセンティブ)インセンティブとは、お金、賞品、昇格、表彰など、それらを通して、従業員やビジネス関係者を奮起させ、モチベーションを向上させるための手段をいいます。例えば、営業成績の良い社員をご褒美で旅行に連れて行ってあげる、長年サービスを利用してくださっている取引先を表彰する、などです。例:社員旅行、運動会、周年行事、表彰式、レセプションなどConvention/Conference (大会・協議)国際機関・団体、学会等が主催または後援する大規模なイベントや国際会議のことです。業界の最新情報やトレンドを共有する場、国際交流の場として重要です。最近は関係者が一堂に会し、知識や経験を交換することで、社会・業界全体の向上に寄与します。例︓サミット、首脳会合、国際・国内医薬学会、IMF・世銀総会国際などExhibition/Event (展示会・イベント)国際⾒本市、展⽰会、博覧会といったエキシビションや、スポーツ・⽂化イベントなど⼤⼩さまざまなものが含まれます。製品やサービスの魅力を効果的に伝え、ビジネスチャンスを拡大することが期待されます。例︓ オリンピック、国際映画祭、競技選⼿権⼤会、国際展示会、モーターショーなど今後、MICEでの活用が期待できる先端テクノロジーMICEでの活用が期待できる先端テクノロジーに、以下のようなものが想定されています。運営サポート/プログラム一元管理システム「スマートカンファレンス」入退場管理/顔認証入場管理「顔認証ソリューション」受付・会場案内/遠隔案内「ロボットコンシュルジュ」式典・レセプション/3D表示システムセッションでの活用/音声多言語化・文字化「SoundUDコンソーシアム」展示会場での活用/展示会場誘導ロボット「Temi」、メタバース展示場「ZIKU」など観光・視察支援、周辺サービス/MaaSプラットフォーム など これらの先端テクノロジーを実装することで、MICEの効率化や新しい価値創出に繋がると言われています。機会があれば、助成金なども活用し、積極的に取り入れていきましょう。MICE事業を成功に導く受付システムの選び方導入しやすい先端テクノロジーとして「イベント運営システム」や「受付管理システム」などがあります。1~5のポイントを意識して、ご自身のMICE計画にピッタリのシステムを選びましょう。1. 柔軟性とカスタマイズ性MICE事業は、そのテーマや目的に応じた幅広い形態を取ります。そのためイベントの種類や参加者の人数に応じて柔軟に対応できる受付管理システムが求められます。カスタマイズ可能な項目やフォーマットに対応できるシステムを選ぶことで、イベントのニーズに応じた最適な受付プロセスを構築することができます。2. リアルタイムな情報共有機能受付はリード情報の集約と共有が不可欠です。リアルタイムで参加者の情報を把握し、関係者との円滑なコミュニケーションを図ることで、イベント全体の進行がスムーズになります。受付管理システムがクラウドベースであり、担当者がいつでもどこでもアクセスできるようになっているシステムかどうか、事前にしっかり確認しましょう。3. セキュリティとプライバシー保護参加者の個人情報や機密情報が漏洩するようなことがあっては、絶対にいけません。受付管理システムは高いセキュリティ機能を備えている必要があります。データの暗号化やアクセス権の制御など、十分なセキュリティ対策が整っているか確認しましょう。また、プライバシー法規制にも対応しているかを確認することが重要です。4. スムーズなチェックイン/チェックアウトプロセス来場者にとっては、スムーズな受付体験が重要です。迅速で効率的なチェックイン/チェックアウトプロセスを提供できる受付管理システムを選ぶことで、来場者の満足度を向上させることができます。5. 即効性のあるレポートイベント終了後、振り返りや改善点の洗い出しに時間を要しては、せっかくのビジネスチャンスを逃してしまいます。来場者情報データを短時間で取得し、アプローチすることは不可欠です。来場者の動向や参加者のフィードバックを、すぐに知ることができる受付管理システムを導入することで、今後のマーケティングの計画立案や改善に役立ちます。MICE事業において、より良い受付管理システムを選ぶことは来場者満足度の向上のため非常に重要です。柔軟性、リアルタイム情報共有、セキュリティ、スムーズなプロセス、短納期でのレポート機能を備えた「FrontDeskシリーズ」を選ぶことで、イベント全体の品質向上につながります。イベント受付管理「レジスタ」は数万人規模の展⽰会・イベントの受付を数多くサポートした経験があり、堅牢なだけでなく、より良いイベントを実現するための様々な機能を備えています。MICE事業に関して、運営ノウハウが不足していて不安な方へは、30年以上のイベント経験を持つ「受付の達人」もご紹介が可能です。これらのポイントを踏まえながら、最適な受付管理システムを見つけてください。ご質問、お問い合わせはお気軽にいただけましたら幸いです。