はじめに新しい年を迎え、今年も展示会への出展や自社イベントの開催などを予定されている方も多いのではないでしょうか。来場者の記憶に残る展示会や自社イベントを主催する際の必需品、それは「ノベルティ」です。では、どんなノベルティが喜ばれるのでしょうか?多くの企業様が頭を悩ませていることでしょう。ノベルティは単なる配布物ではありません。企業のブランドイメージを高め、長く使っていただけるものを選ぶことが重要です。本記事では、長年イベントマーケティングに携わってきたプロフェッショナルの知見をもとに、喜ばれるノベルティの選び方から、予算の組み方、配布方法まで徹底解説します。ぜひ、貴社の次の一手にお役立てください。1. なぜノベルティは重要なのかノベルティは単なる記念品ではありません。企業とお客様を繋ぐ重要なコミュニケーションツールです。実際の調査では、印象に残るノベルティを受け取った来場者の87%が、その企業に対して好意的な印象を持ち続けるという結果が出ています。ノベルティの3つの役割ブランド認知度の向上長期的な関係構築のきっかけ作り企業メッセージの伝達2. 失敗しないノベルティ選びの基本原則①実用性を重視する毎日使えるアイテムは捨てられにくく、日常生活の中で自然にブランド名を想起させ、高い宣伝効果を発揮します。もらって嬉しいだけでなく、実際に使ってもらえるものを選びましょう。デスクで使える文具類商品名:A6エコメモノート(販促花子)モバイルバッテリー商品名:コンパクトモバイルチャージャー5000 (販促花子)エコバッグ商品名:エコモ くるっとたためるバッグ(販促花子)②ターゲット層を明確にする参加者の属性によって、喜ばれるものは大きく異なります。そのため、参加者の属性に応じて、それぞれに適したノベルティを用意することが重要です。経営層には高級感のあるビジネスツール、若手社会人には便利なテックアクセサリー、一般消費者には日用品や食品といった実用性の高いアイテムが喜ばれる傾向があります。経営層向け:高級感のあるビジネスツールなど商品名:パーカー・IM(販促花子)商品名:フリクションボール3ウッド(0.5mm)(販促花子)若手社会人向け:テックアクセサリーなど商品名:スフィア・リサイクルレザースマホネックポーチ(カードポケット付き)(販促花子)一般消費者向け:日用品や食品商品名:スリムサーモステンレスボトル300ml ver.2(販促花子)③オリジナリティ(個性)を出す既製品に一工夫加えることで、記憶に残る特別なアイテムになります。企業カラーを取り入れたり、イベントのテーマに沿ったデザインを施すことで、参加者にとって親しみやすく、同時に御社のブランドやメッセージを強く印象付けることができます。こうした工夫は、ノベルティを単なる贈り物ではなく、企業価値を伝える効果的なツールへと昇華させます。パッケージのカスタマイズ商品名:森永 プリングルズ(サワークリーム&オニオン)【オリジナルパッケージ】(販促花子)企業カラーでの作成商品名:kohana マカロンふせん(販促花子)商品名:カスタムデザイン コットンTシャツ(インクジェット印刷) (販促花子)3. 予算の立て方と費用相場予算設定の基本ノベルティの予算設定は、イベントの目的、対象者との関係性、そして期待する効果によって適正額が変わってきます。会社の予算や規模に関わらず、ある程度の投資は必要不可欠です。なぜなら、あまりに安価なノベルティは、かえって企業イメージを損なう可能性があるためです。一方で、必要以上に高額なものは、コストパフォーマンスの観点から効果的とは言えません。このバランスを考慮した上で、業界標準の目安となる予算をご紹介します。展示会規模での1人あたりの適正予算:500円~2,000円展示会では、短時間で多くの方々との接点を作る必要があります。この予算帯であれば、実用的かつある程度の品質を確保したノベルティを用意でき、企業の誠意も伝えられます。また、配布数が多いことを考慮しても、全体の展示会予算のバランスを取りやすい金額です。自社イベントでの1人あたりの適正予算:1,000円~3,000円自社が主催し取引先を招くようなイベントでは、関係者のモチベーション向上や帰属意識の醸成が重要な目的となります。展示会で配布するノベルティより予算を高めに設定することで、取引先への感謝や期待を形にすることができます。また、日常的に使用される機会が多いため、品質の良いものを選ぶことで、長期的な効果も期待できます。これらの予算設定は、多くの企業の実績とマーケティング効果の分析から導き出された、費用対効果の高いバランスポイントとなっています。4. 効果的な配布方法とタイミング配布するベストタイミングノベルティを配布するタイミングは、その後の企業イメージや商談成果に大きく影響を与える重要な要素です。ただ無造作に、強引に配布するのではなく、戦略的なタイミングを選ぶことで、より効果的なコミュニケーションツールとして機能させることができます。ベストだと思われる3つのタイミングをご紹介します。①セミナー終了後のアンケート回収時セミナーを最後まで聴講した参加者は、企業やセミナー内容について深く考えている状態です。アンケート回答へのお礼としてノベルティを渡すことで、参加者との良好な関係性を構築できます。そして、より具体的で有用なフィードバックを得られる可能性が高まります。②商談終了時その日の会話の内容を印象付ける絶好の機会となります。商談で交わした約束や方向性を思い出すきっかけとなり、その後のフォローアップをスムーズにする効果があります。また、商談相手との信頼関係を形にする象徴的なアイテムとしても機能します。③ブース滞在時間が一定以上の来場者へブースへの滞在時間は、その来場者がどのくらい真剣な興味を持って製品やサービスを検討しているかを見極める指標となります。単に物品を配布するだけではなく、製品やサービスの説明後に渡すことで、ノベルティの価値も高まります。効果を高める施策タイミングと共に、重要なのがノベルティの配布効果を高めるためのひと工夫です。展示会やイベントで多くの企業が取り入れている施策をご紹介します。①アンケート回答者に限定して商品を提供アンケート回答者にのみ、特別版のノベルティを提供することは、より詳細な顧客インサイトを得るための有効な施策です。通常のノベルティとは異なる特別感のあるアイテムを用意することで、回答率の向上が期待できるだけでなく、より丁寧で具体的なフィードバックを得られる可能性が高まります。これにより、製品やサービスの改善に活かせる貴重な情報を収集することができます。商品名:トイロ卓上スタンドバッグインバッグ (販促花子)③名刺交換時の会話のきっかけとして活用名刺交換時の会話のきっかけとしてノベルティを活用することは、より自然な商談の流れを作り出します。例えば、ノベルティの特徴や使い方の説明を通じて、自社の製品やサービスの特長を自然な形で伝えることができます。また、このような会話を通じて相手のニーズや課題を引き出すきっかけにもなり、より深い商談へと発展させることが可能です。名刺と関連した商品もありますので、ぜひ活用してみてください。商品名:名刺がハマるお菓子箱 (販促花子)5. まとめ:チェックリストこれまで、本記事でご紹介した内容を踏まえ、成功につながるノベルティ選定のためのチェックリストをご用意しました。ぜひ、以下のチェックポイントを事前に踏まえ、ノベルティの配布がより効果的な施策となるよう、ご活用ください。ノベルティ選定時のチェックポイント□ ターゲット層は明確か□ 実用性は確保されているか□ 予算は適切か□ オリジナリティは出せているか□ 配布方法は計画されているか□ フォローアップ施策はあるかおわりにノベルティは、単なるプレゼントではなく、マーケティング戦略の重要な一部です。本記事で紹介したポイントを押さえることで、確実に参加者の心に残るノベルティを選ぶことができます。ぜひ、今年開催予定のイベントでこれらの知見を活かしてみてください。FrontDeskを運営するSOUグローバル&コミュニケーション株式会社には、企業のプロモーションイベント、医学会議、展示会など、専門性の高いイベントの企画・運営を担当するPeak1事業部があります。30年以上の実績を活かし、お客様のイベントに最適なノベルティの選定から、デザイン、効果的な配布戦略まで、トータルでサポートさせていただきます。展示会やイベントでのノベルティ選びでお悩みの方は、ぜひPeak1事業部にご相談ください。これまでの豊富な経験と知見を活かし、お客様の目的に合わせた最適なソリューションをご提案いたします。また、当社のイベント企画・運営サービスと組み合わせることで、より効果的なイベント施策の実現が可能です。参加者の記憶に残る、意味のあるノベルティ施策の実現に向けて、私たちがお手伝いさせていただきます。どうぞお気軽にお問い合わせください。お問い合わせはこちらから。(本記事は、チャンスメーカー株式会社 ノベルティ通販サイト「販促花子」様のご協力・許可を得て作成いたしました。)